WordPressを使いたいけれど、サーバーのセットアップや設定が難しい…そんな方におすすめなのがDockerです。
Dockerを使えば、複雑な環境構築を省き、すぐにWordPressを動かすことができます。本記事では、DockerでWordPressをセットアップする方法をわかりやすく解説します。
Docker WordPressイメージの概要
Dockerの公式WordPressイメージは、WordPressの動作に必要な環境をすべてパッケージ化したものです。
これにより、手動でPHPやWebサーバーをインストールする手間を省けます。
- 特徴:
- 必要な環境(PHP、ApacheまたはPHP-FPM)があらかじめ構築済み。
- 数行のコマンドでWordPressが起動可能。
- データベースと連携することで、完全なCMS環境を構築。
- 使用用途:
- ローカルでのWordPress開発やテーマ・プラグインのテスト。
- 短時間でのデモ環境構築。
WordPressを単独で起動する方法
WordPressのDockerコンテナを単独で起動してみましょう。
コマンド例:
docker run --name wordpress -p 8080:80 -d wordpress:latest
- オプションの説明:
--name wordpress: コンテナに「wordpress」という名前を付ける。-p 8080:80: ホストの8080ポートをコンテナの80ポートにマッピング。-d: コンテナをバックグラウンドで実行。
アクセス:
ブラウザで http://localhost:8080 にアクセスすると、WordPressのセットアップ画面が表示されます。
WordPressとデータベースを組み合わせる方法
WordPressにはデータベースが必要です。Docker Composeを使えば、WordPressとデータベースの連携を簡単に構築できます。
Docker Compose ファイルの例
以下の内容を docker-compose.yml ファイルとして保存します。
version: '3.8'
services:
wordpress:
image: wordpress:latest
ports:
- "8080:80"
environment:
WORDPRESS_DB_HOST: db
WORDPRESS_DB_USER: wordpress_user
WORDPRESS_DB_PASSWORD: wordpress_password
WORDPRESS_DB_NAME: wordpress_db
volumes:
- wordpress_data:/home/users/2/main.jp-7945459b0a332a6e/web/docker
db:
image: mysql:5.7
environment:
MYSQL_ROOT_PASSWORD: root_password
MYSQL_DATABASE: wordpress_db
MYSQL_USER: wordpress_user
MYSQL_PASSWORD: wordpress_password
volumes:
- db_data:/var/lib/mysql
volumes:
wordpress_data:
db_data:
起動方法:
以下のコマンドを実行します。
docker-compose up -d
動作確認:
ブラウザで http://localhost:8080 にアクセスすると、WordPressのセットアップ画面が表示されます。
データを永続化する方法
Dockerコンテナは一時的なものなので、データを永続化するために「ボリューム」を使います。
- データ永続化のポイント:
wordpress_data: WordPressのファイル(テーマやアップロードされたデータ)を保存。db_data: データベースの内容を保存。
これにより、コンテナを再起動してもデータが消えることはありません。

Docker WordPressイメージの設定項目
公式WordPressイメージには、いくつかの設定が環境変数として提供されています。
| 環境変数 | 説明 |
|---|---|
WORDPRESS_DB_HOST | データベースのホスト名(例: db) |
WORDPRESS_DB_USER | データベースのユーザー名(例: wordpress_user) |
WORDPRESS_DB_PASSWORD | データベースのパスワード |
WORDPRESS_DB_NAME | データベース名 |
WORDPRESS_TABLE_PREFIX | テーブル接頭辞(例: wp_) |
これらを使って、環境を柔軟にカスタマイズできます。
WordPressイメージの種類
公式イメージにはいくつかのバリエーションがあります。
| タグ | 説明 |
|---|---|
latest | デフォルトの最新イメージ |
php8.1-apache | PHP 8.1とApacheを使ったイメージ |
php8.1-fpm | PHP-FPMを使ったイメージ |
php8.1-fpm-alpine | 軽量なAlpineベースのイメージ |
- 軽量が必要な場合は
fpm-alpine。 - 簡単に動かしたい場合は
latestを選べばOKです。
注意点
- セキュリティ: デフォルト設定をそのまま使うとセキュリティリスクがあるため、パスワードやポート設定を見直しましょう。
- パフォーマンス: 特にMacやWindowsでは、ボリュームのパフォーマンスに注意が必要です。
- バックアップ: 重要なデータは定期的にバックアップを取るようにしましょう。
まとめ
Dockerを使えば、わずかな手順でWordPress環境を構築できます。また、データベースやボリュームを活用することで、柔軟かつ安全に運用が可能です。
開発やテストだけでなく、本番環境でも活用できるDocker WordPressイメージをぜひ試してみてください!


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